「トゥーティッキ 心の散歩道」 ~自分と出会う心理学あれこれ~

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なおこ心理相談室|トゥーティッキ 心の散歩道

妄想性パーソナリティ障がいについて

皆様、こんばんは。

 

札幌市近郊恵庭市恵み野のカウンセリングルーム、「なおこ心理相談室 」の臨床心理士の足立直子です。

 

今日の恵庭は湿気が高く、暑い一日でした。
北海道にも関わらずクーラーをつけてしまいました。
暑いのはまだしも、ムっとするのは辛いですね。

 

さて、今回は、パーソナリティ障がいの特集の①として、「妄想性パーソナリティ障がい」をとりあげてみたいと思います。

 

妄想性パーソナリティ障がいは、人口の0.5%~2.5%に生じるとされています。

 

症状は、DSM-Ⅳによる診断基準によると、以下のようになります。

 

全般的な疑いの深さの傾向が、成人早期までに始まり、種々の状況から明らかになります。
人々の行為や出来事を故意に自分をけなしたり、脅かしたりするものと不当に解釈してしまいます。

それは以下の7つの基準のうち、4項目以上が当てはまるときに、妄想性パーソナリティ障がい、となります。

 

1.十分な根拠がないにもかかわらず、他人が自分を利用したり、危害を加えようとしていると思い込む。

2.友人などの誠実さを不当に疑い、その不信感に心を奪われている。

3.何か情報を漏らすと、自分に不利に用いられると恐れ、他人(友人)に秘密を打ち明けようとしない。

4.悪意のない言葉や、出来事の中に、自分をけなしたり、脅かすような意味があると思い込む。

5.侮辱されたり、傷つけられるようなことがあると、深く根に持ち、恨みを抱き続ける。

6.自分の評判や、噂話に過敏で、勝手に人から不当に攻撃されていると感じ取り、怒ったり、逆恨みしたりする。

7.根拠もないのに、配偶者や恋人に対して浮気や不倫の疑いを抱く。

<治療>
本人が病気であると認め辛いのが、この病気の特徴です。
ですので、自発的に治療機関に足が向くことは少ないと思われます。
そのため、家族など周囲の方が、治療機関に連れてこられることが多くなります。

この病気の治療には、「治療者との信頼関係」が一番大切になってきます。

信頼関係が築けた上で、
・被害妄想
・怒り
・不安感
などが強く、気分の浮き沈みが激しいようであれば、医療機関での薬物療法が必要になる時もあります。

治療は、「しっかりとした治療者との信頼関係」の下で、長い期間をかけて行われます。

 

焦らず、時間をかけて治していこうという姿勢が大切です。
 

ご本人や、周囲にいるご家族が、少しでも気持ちが休まる時間がもてますように。

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