「トゥーティッキ 心の散歩道」 ~自分と出会う心理学あれこれ~

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トゥーティッキ 心の散歩道

「それに没頭できてこそ」@病弱教育の先生の言葉

皆様、こんばんは。

 

札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です。

 

こちら恵庭はとっても冷えています。
今日は最低気温がマイナス20℃でした!
小学生時代にスピードスケートをしており、そのときに経験したマイナス20℃は、痛いくらいの寒さでした。
今は着こんで暖かくして出かけるので、当時よりずいぶん楽に生活しています(笑)
インフルエンザもまだまだ流行中です。
皆様、どうぞお気を付けてくださいね。

 

今日は私が大阪教育大学で学んでいた時に、その講義で心に残った言葉を、皆さまと共有したいと思います。

 

私は大阪教育大学では障害児教育教員養成課程(現 特別支援学校教員養成課程)に在籍し、病弱教育を専攻していました。
当時は健康な身体だったので、病弱教育という名前は身近ではなく、知らない故に学びたいと思い、専攻しました。
その講義を担当しておられた先生は、ご自身も病気をもっていらっしゃり、生活に工夫が必要とのことでした。
そのためか、先生の口から発せられる言葉は、その言葉を超えて心に沁みたことを覚えています。

 

先生は‘病気の受容’を病弱教育の根幹に据えておられ、平素の教育活動の中でも、病気の受容を促す働きかけが大事になるとおっしゃっておられました。
このことは教育学的な視点だけでなく、臨床心理学的視点からもとても大事なことであると、今振り返っても思います。
そして‘受容’は、ほんの数年でなすものではなく、一生涯をかけて取り組む課題だとも思います。

 

先生は常日頃から、
「大切なのは、その課題に没頭することです。何の課題をしたかは、そんなに関係ありません。その課題に没頭できたら、そこから何かを学ぶことが出来るのです」
とおっしゃっておられました。

 

 

確かに私も振り返ると、没頭したことの中から様々な事を吸収してきたと思います。
記憶のないくらい幼い頃には、遊びに没頭することで、認知的な成長もしたし、対人関係も学んだでしょう。
「美味しい」と心から思って食べることから料理への興味が生まれ、身体と心の成長が促され、
「楽しい」と心から思う経験が、そのものへの興味を生み、一つの経験が他の経験と繋がり、才能が発揮され、
そして「苦しい」「悔しい」という一見ネガティブに聞こえる経験から、人の気持ちを思いやる心を学び、たくさんの心の成長をもらった気がします。
ネガティブと思われる経験がなかったら、私は人間にはなりえなかった、と思っています。

 

 

皆様は、どんなことに没頭した経験がおありでしょうか。

 

 

経験からの学びを祈って。

 

 

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