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なおこ心理相談室BLOG 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜

皆様、こんばんは。

 

札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室 」の臨床心理士、足立直子です。

 

恵庭はずっとお天気が優れません。
後1週間はぐずついたお天気とか。
まさに蝦夷梅雨です。

 

さて、今回は、ADHD(注意欠如・多動性障がい)について、皆様と考えていきたいと思います。

 

 

ADHDは「不注意」「多動性」「衝動性」

という3つの症状の組み合わせによって、症状が形成される障がいです。

「不注意」「多動性」「衝動性」がどのように組み合わさるかは、

個々人によって変わってきます。

 

<不注意が目立つ群の特徴>

・忘れ物が多く、物をなくしやすい

・気が散りやすく、集中力が続かない

・興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えがむずかしい

・ボーっとしていて、話を聞いていないようにみえる

・行動が他の子よりワンテンポ遅れる

・字が乱れる

・不器用

・片づけられない

・あまり目立たない(ADHDであると、気付かれにくい)

 

 

<多動性・衝動性が目立つ群の特徴>

・落ち着きがなく、授業中立ち歩く

・身体を動かすことがやめられない

・衝動性が抑えられず、ささいなことで手を出してしまったり、大声を出したりする

・乱暴な子、反抗的という目で見られやすい

 

 

 

<混合群の特徴>


・不注意と、多動性・衝動性の両方の特徴をもつ

・忘れ物が多く、物をなくしやすい

・落ち着きがなく、じっとしていられない

・衝動がおさえられず、順番が守れなかったり、ルールが守れなかったりする

・不注意、多動性、衝動性のあらわれ方の度合いは人によって違う

 

 

このような症状をもつADHDは、

その存在が知られるまでは、「親のしつけが悪い」と誤解されてきましたが、

今では、その原因は「脳機能の障がい」であることが分かってきました。

 

 

脳の前頭葉、大脳基底核、小脳が小さいという報告があったり、

前頭葉の働きが活発でない、という報告もあります。

また最近では、

脳の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンに異常があるのでは…、

と指摘されたりもしています。

 

 

以上が、ADHDの概要でした。

 

 

ADHDをもつ方々がより生活しやすくなりますように。

 

 

 

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