自立とは…@熊谷晋一郎先生
皆様、こんにちは。
札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。
今日は皆様と熊谷晋一郎先生の言葉を共有したいと思います。
熊谷晋一郎先生は、生後間もなく脳性麻痺になり、手足が不自由で、
今も車いすを利用しながら生活している先生です。
皆様は「自立」という言葉で想像することは何でしょうか?
「一人で何でもこなすこと」「親に頼らず行動すること」…などが一般的な考え方かもしれません。
しかし熊谷晋一郎先生は自身の経験から、
「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちですが、そうではありません。
「依存先を増やしていくこと」こそが自立なのです。
とおっしゃっています。
熊谷晋一郎先生自身、親から自立するときに、友人たちの力を借りた経験があり、
この言葉が生まれました。
私はこの言葉にハッとしました。
何でも一人でやることが自立、と私自身も思っていましたが、
確かに私も病気になり、色々な方にお世話になることがあります。
そうして色々な方々に「依存」することで、私の「自立」が支えられているのだ、
ということに気が付けました。
皆様には、この言葉はどのように響いたでしょうか。
暑い日が続きます。
熱中症、夏バテにお気を付けくださいませ。