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なおこ心理相談室 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜|トゥーティッキ 心の散歩道

睡眠薬について知ろう

皆さま、こんにちは。

札幌市近郊恵庭市の臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。

今日の恵庭はきれいな秋晴れです。
ここ数日秋晴れが続き、気持ちが良いです。
トンボが飛び、秋だな、と感じます。

さて、今日は先日からの続きで、睡眠についてのシリーズをさせていただきたいと思います。
今日のテーマは睡眠薬についてです。
今日は「不眠の悩みを解消する本」三島和夫(著)を中心にみてみたいと思います。

よくクライエントさんから「睡眠薬は怖い薬では?」という疑問をいただきます。
睡眠薬は本当に怖い薬なのでしょうか。
クライエントさんたちが疑問に思う睡眠薬の副作用は、「やめられなくなるのでは?」「ふらつきが出るのでは?」
「倦怠感がでるのでは?」というものが多いように思います。

確かに1950年代~70年代にかけて使われていたバルビツール酸系、非バルビツール酸系といった古いタイプの睡眠薬は
効き目がとても強い反面、副作用も強く、飲みすぎると呼吸が止まったり、依存ができやすかったりと、
安全性に問題がありました。

これに対して現在広く使われているベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬といった睡眠薬
のうち、特にここ10年くらいに開発された薬は、自然に近い眠りを得ることができて、
副作用も以前に比べれば少ないので、安心して使えます。
また長い期間飲み続けても効き目が弱まったりせず、正しい使い方をすれば、
不眠症が治った時に薬の量を減らしたり、止めたりすることもできます。
さらに2014年からは、ふらつきが少なく、依存性が起きないとされている
オレキシン受容体拮抗薬という新たなタイプの薬も登場しました。

このように現在の睡眠薬は、適切に使えば、アルコールを飲んで寝るよりも
身体への影響が少ないものになっています。
大切なのは、主治医としっかりコミュニケーションをとって、効果を見極めながら使うことです。

では、ドラッグストアで売っている睡眠薬はどうでしょうか。
実はこれらは、抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー薬の副作用を利用としたもので、
医療で用いられる睡眠薬とは全く違うものです。
これらは、あくまでも短い期間だけ使うことを前提とした薬です。
例えば時差ボケによる睡眠障害などに対して使います。

市販の睡眠薬は、よくよく使用上の注意を読むと、「不眠症の方は服用しないでください」とあります。
慢性不眠症のように長めに服用する必要のある方には向いていません。

睡眠薬の効果は、飲んでからおよそ10分~30分で現れてきます。
そのため、飲んだ後は仕事などはせずに、そのままベッドに行けるように準備
しておく必要があります。
またアルコールと一緒に飲むのは危険です。
起きた時に眠気を感じたり、ふらついたり、物忘れをしたりといった
副作用が生じやすくなるためです。

以上のように睡眠薬は主治医としっかり話し合いながら使うに限っては、
怖い薬ではありません。
必要な時には、安心して使って差し支えないと思います。

皆さまにゆったりとした眠りが訪れますように。

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