5May
皆様、こんばんは。
札幌市近郊恵庭市の臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。
GWも残すところ後1日になりましたね。
今年のGWは10連休という方も多かったのではないでしょうか。
皆様、10連休はいかがお過ごしでしたか。
前のブログで、思春期と音楽について皆様とみてみましたね。
今回は音楽と心について、皆様とみていきたいと思います。
日野原重明氏によると名曲は聴く人の耳から右大脳半球の中枢に伝達され、
感性の中枢細胞に快適な刺激を与えるのだと言います。
そのため鍼やマッサージを受けている間、クラシック音楽を流すことで、
生理学的に効果があがり、
いらいらする子どもたちには、クラシック音楽を聞かせることで心が落ち着き、学習に入れる、と言います。
特にモーツァルトの曲は、自律神経組織を覚醒させ、心拍数を速め、エネルギーを増大させると言います。
音楽は脳にダイレクトにインパクトを与え、心理にも大きく影響していることが分かります。
これらの研究では音楽を聴くことに焦点があたっていますが、
自ら歌うこともまた、人間の心理に良い影響を与えるのではないかと思います。
荒金・川出(2009)の研究では、歌を歌うことは記憶や感情を活性化させることが分かっており、
心を落ち着かせる作用を持つとともに、心を生き生きと活性化させる作用もあることが分かっています。
今回のGWで私たち家族は久しぶりにカラオケに行って、楽しく歌って帰ってきました。
家族の他の者がどうだったかは分かりませんが、私は、家に帰ってからも、
まるで音楽に乗っているように身体も心も軽く、いろいろなことがスムーズにできました。
先の研究でみたように、心が生き生きとしていたように思います。
このように人間の心にダイレクトに響く音楽は、例えば老人施設などで生活されている人たちにも活用されているようです。
BGM一つで人間の心に影響を与えられる音楽は、やはり偉大ですね。
皆様も毎日の生活にぜひ音楽を取り入れてみてください。
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