3Nov
はじめまして
‘トゥーティッキの心の散歩道’にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
著者は、私、なおこ心理相談室の臨床心理士の足立直子です。
今まではアメーバブログで「なおこ心理相談室のブログ」を作ってまいりました。
お世話になりました皆様、ありがとうございます。
今後はこちらのブログをご愛顧願えれば幸いです。
新しいブログとしての始まりに、「はじめに」といたしまして、この相談室について皆様にお伝えしたいと思います。
開室した当初に意図したものではありませんでしたが、以下のような特徴がみえてきました。
①長く通っていただける相談室になってきております
当相談室は、一般的な料金より低額に設定させていただいております。
もとより低額の料金設定にいたしましたのには、
私の持病によりお休みをいただくことがあるから、という理由がありますが、
それだけが理由ではありません。
心、というのは、非常にデリケートなものです。
そして変幻自在で、成長もします。
心の成長には、「時」が必要です。
植物が育つのに太陽の光が必要なように、心の成長には時間が必要です。
急な変化は、心にインパクトを与えます。
時には心にダメージになることもあるでしょう。
もし大きな心の成長を求めておられるのならば、「時」を味方につけることが必要になるでしょう。
しかし、長くカウンセリングを受けるには、お金が関わってきます。
あまり高額であると、「続ける」ことが難しくなります。
そのような理由もあり、低額に設定させていただいております。
②発達に関するお悩みが受けられる相談室
私は大学学部教育を「大阪教育大学 障害児教育教員養成課程(現 特別支援教育講座)」で学びました。
そこでは様々な障がいの基礎知識を学び、教育・心理を学びました。
私が学部生の頃、軽度発達障がいについては一般に知られていませんでした。
しかしこの大学では先見の明があり、
軽度発達障がいに詳しい先生(竹田契一教授)がおられ、
多くの学びをいただきました。
多くの発達の課題を抱える皆様に、この学びを還元したいと思っております。
学部卒業後は、大学院において臨床心理学を学びながら、
嘱託職員として大阪市中央児童相談所でたくさんのお子様・ご家族と出会いました。
そこでは発達相談や心理判定を行ってきました。
発達の問題だけでも、200を超えるご家族と出会ったことは、私の宝となっています。
大学院では、日本でも有数の児童精神科医の白滝貞明教授の研究室で学びました。
私には、海外の文献を多数読むよう指導され(特にドイツ語には参りました)、鍛えられたことは私の土台になりました。
来談者中心療法の技法は、本多修教授にスーパーヴィジョンを受け、杉村省吾教授にはユーモアをもって温かく心理療法を行う姿勢を学びました。
大学院卒業後は、北海道大学の大学院に研究生として入りました。
ここで日本でも有数の児童精神科医の一人、田中康夫名誉教授に師事しました。
田中康夫先生の一人ひとりの子どもや家族と丁寧に心をこめて出会う姿勢に感銘を受けました。
このように私の学びの歴史は発達障がいと来談者中心療法にある、と思っております。
当相談室では、能力の得意・不得意を知る知能検査をはじめ、様々な検査をご用意しております。
発達に関しましては、環境調整をすること、ご本人に働きかけることで、
大きな変化が望める分野であると思います。
知能検査は、「一度、検査を受けてみたかった」という大人の方にも、喜んでいただいております。
もちろんお子様の場合も、学校の先生に結果を提出することで、そのお子さんの理解がより深まり、学校がお子さんにとって、すごしやすい場になり、喜んでいただいております。
検査結果は文書にしてお渡ししております。
検査後の結果報告の面接は無料です。
これもこの相談室の特徴です。
検査結果を一緒に見て、話し合うことを大事にしております。
この検査結果のご報告面接は、皆様において「深い理解の助けになっている」とのお声を頂戴しております。
③来談者中心療法に柔軟に様々な技法をミックスして、一人ひとりに合わせた対応が出来る相談室
当心理相談室では、クライエントさんに応じて、柔軟に技法をミックスして、対応しております。
私の理論的基盤は来談者中心療法です。
これは私が学部・大学院時代にみっちりしこまれた技法です。
当相談室では、必要に応じて、来談者中心療法に認知行動療法を合わせたり、SSTを合わせたり…工夫をし、日々研鑽を深めております。
そしてロールシャッハ・テストでは、
現在の心のありようやパーソナリティについて、きめ細やかに分かってきます。
うまく言葉に表せなかった思いが、この場で言葉となり、
「当たっている」という感想を多数いただいております。
皆様、深い思いに触れておられるご様子が感じられます。
④親子、家族で相談できる相談室
当相談室は、一人でお越しになることももちろん、
親子や家族で相談する機会を設けることもできます。
思春期のお子さんは、なかなか親に本音を話さない面があります。
それは、情緒発達においては成長のあらわれですが、
悩みを抱えている時、家族には姿が見えなく、親も苦心することがあります。
当相談室では、ご本人の意思を大切にしながら、
ご家族でのセッションをもつことも可能です。
「お互いの気持ちが分かった」
というお声をたくさんいただいております。
以上が「なおこ心理相談室」の特徴です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
引き続きご愛顧願えれば幸いです。
次回は心理コラムでお会いしたいと思います。
寒い日が続きますので、お身体ご自愛くださいませ。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。