18Jan
皆様、おはようございます。
札幌市近郊恵庭市の臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。
こちら恵庭は今日は風が強く、雪がちらちら降っています。
気温もとても冷えている、とのことです。
インフルエンザも猛威をふるっているようです。
皆様は体調はいかがですか?
今日は森山直太朗さんの「生きてることが辛いなら」について考えてみたいと思います。
「生きてることが辛いなら」の歌詞は、こちらを参照ください。
この歌が発表されたとき、この歌詞が自殺を推奨しているかのように言われたことがありました。
たしかに「いっそ小さく死ねばいい」などは字面だけ読むと、そのように読めるのかもしれません。
しかし私は歌詞全体から見て、そうではなく、むしろ生きることの大切さ、命の大切さを歌っているように思いました。
その歌詞の一部を抜粋します。
生きてることが辛いなら
わめき散らして泣けばいい
その内夜は明けちゃって
疲れて眠りに就くだろう
夜に泣くのは赤ん坊
だけって決まりはないんだし
生きてることが辛いなら
悲しみをとくと見るがいい
悲しみはいつか一片の
お花みたいに咲くという
そっと伸ばした両の手で
摘み取るんじゃなく守るといい
この歌詞は私はぴったりきました。
と、いうのは、大学院生時代、私にとってとても辛いことがありました。
よく一人暮らしの家に帰ってから、泣いていたことを思い出します。
その時にふと気づいたのです。
「怒りの底には悲しみがある」
そして悲しみに気づけた時に、ふっと気持ちが楽になったのです。
後はただひたすら泣くだけでした。
泣くとすっきりするのですよね。
この経験から
「悲しみをとくと見るがいい」
という歌詞がぴったりきたのです。
アンガーマネジメントが流行っていますが、意外と「悲しみに気付く」というのも
一つのアンガーマネジメントかもしれませんね。
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