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なおこ心理相談室BLOG 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜

開業を決意した時

札幌市・恵庭市・千歳市・苫小牧市・北広島市・江別市の公認心理師/臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。

今日の恵庭は曇り空です。
身を切るような寒さで、外を歩くと、雪がキュッキュッと音を出します。
手袋に帽子が欠かせない時期になりました。

今日は私が開業を決意した時について、皆様と共有したいと思います。

その時は通算2年におよぶ入院生活を終え、自宅療養している時でした。
当時は車いすを使用しており、自分の足で歩くことがままならない状態でした。
主治医からは退院時に「もう外では仕事はしないでくれ」と言われ、仕事が大好きだった私は、目標をなくし、糸の切れた凧のような状態でした。

その日は車いすを押してもらい、近所の図書館に行っていました。
当時は図書館くらいしか気分転換をするところがありませんでした。
そこで一冊の本を手にしました。

その日は晴れていて、左側から光が差していました。
その本の中に「全ての可能性が閉じられた時、一つの扉が開いた」という一文が書かれていました。
その時天啓にうたれた思いがしました。
一つの扉がまさに開かれました。
心の中に押しとどめていた「開業」という言葉が浮かびました。

当時は病気にこてんぱんにやられて、自尊心も低下している状態で、自分なんかが開業していいのか、という迷いがありました。
しかし扉はここしか開かれていないことに気が付きました。
そして開業を決意したのです。

私の尊敬する恩師に開業の決意を伝えると、「あなたの決意のほどは、よく理解しました。頑張るように」と優しく背中を押してもらえました。
このことは私の勇気になりました。

加えて東京にいるセカンドオピニオンの主治医も「天職と思って頑張るように」と心より励ましてくれました。
この主治医は難病をかかえながら、大学病院の医師・患者会の医療部長として患者を励まし、見守り続けてくれている先生です。

その後も試行錯誤しながらの開業準備でしたが、目標をもてた私は、意欲が出て、元気を取り戻すことが出来ました。

開業後もしばらくは入院することもありましたが、今は有難いことに病勢が治まっています。
病名は1つ増えましたが、それに対するお薬をいただいたことで、病気の症状が驚くほど軽くなりました。
そして今は車いすから離れることも出来、自分の足で歩けるようになりました。

あの本の一文、恩師や主治医の励ましの言葉が開業への勇気に繋がりました。
皆様にもそんな言葉がありますでしょうか。

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なおこ心理相談室
公認心理師/臨床心理士 足立直子

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