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なおこ心理相談室BLOG 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜

心理療法(カウンセリング/プレイセラピー)で心がけていること

札幌市・恵庭市・千歳市・苫小牧市・北広島市・江別市の公認心理師/臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。

日ごとに暖かくなり、春の陽気が感じられる日が多くなってきましたね。
しかしまだまだ風は冷たく、やはり北国なのだな、と感じます。
コロナウィルスの影響はまだ続きそうですね。
皆様の間にも‘自粛疲れ’がみられる時期になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
どうぞリラックス、息抜きを大切に、心の調子を整えてください。

今日は私が心理療法で心がけていることを皆様にお伝えします。
私が大学で初めて触れた心理療法のオリエンテーションはクライエント中心療法です。
クライエント中心療法とはアメリカの心理療法家カール・ロジャーズが1940年代に提唱した心理療法で、当初は「非指示的療法」、近年では「パーソンセンタード・アプローチ」とも呼ばれて、広く様々な心理療法の基盤となる態度として確立されています。
この療法の基本的な考えは、「クライエントの話をよく傾聴し、クライエント自身がどのように感じているかを、あたかもカウンセラーが自分自身が感じているかのように感じ、クライエントがどのように生きつつあるかに真剣に取り組みさえすれば、カウンセラーからの解釈や知識を振りかざしたり、押し付けたりしなくても、クライエント自らが気付き、成長していくことが出来る」というものです。
そしてロジャーズは‘変化のための3条件’というものを提唱しました。
これが‘無条件の肯定的配慮’‘共感的理解’‘自己一致’です。
「無条件の肯定的配慮」
これはクライエントがどのような人であっても「〇〇でなければ受け入れない」というものではなく、「どんなあなたでも受け入れますよ」という態度のことです。
「共感的理解」
これは「あたかもクライエントが感じているようにカウンセラーも感じること」「相手の立場に立って物事をみること」です。
この「あたかも」という部分が大事になってきます。
カウンセラーが自分が感じているのかクライエントが感じているのかが分からなくなるような事態に陥ってしまうと、カウンセラーの色眼鏡が入ってしまう危険性があるので、あくまでこれはクライエントが感じている問題だ、ということを認識した上で共感的理解をすることが大切になります。
そうすることにより、クライエントは自分の内面をもっと自由に経験できるようになるのです。
「自己一致」
これが一番難しい項目です。自己一致とはカウンセラーが感じていることと表現すること(言うこと、ジェスチャー、表情など)を一致させるのです。
カウンセラーも人間ですから、クライエントの考え・感じ方を聞いて「おや?」と思うことも出てきます。
その時にクライエントに有用になることを前提に、カウンセラーが自分の感じていることを、クライエントに伝えることが、カウンセリングの様々な曲面で必要になってきます。
この「自己一致」は非常に難しいことで、これはカウンセラーの人格も関わってくる項目です。
これら3つの条件を私の先輩は‘ホームランを打つこと’になぞらえました。
これら3条件は「こうやったらホームランを打てますよ」という説明のようなもので、これを知ったからホームランを打てるようになるのではなく、日々のトレーニングにより身体を鍛えたり、バッティングを工夫したりしながら繰り返し練習することでホームランを打てるようになるのです。
心理療法も似たところがあり、日々のトレーニングが非常に重要になっていきます。そのために研修などの機会をとらえて、トレーニングを続けていくのです。

また私は「悩んでいる時は心が練れている時」「悩んでいる時は心の仕事をしている時」「悩んでいる時は心の容量が大きくなっている時」と思っています。
人は悩み苦しんでいる時、「なんて私はちっぽけなんだろう」と感じがちですが、実は上記のように成長するチャンスでもあるのです。
この考え方はカウンセリングの中でクライエントさんにお伝えすると、皆様、安心しておられるように感じています。

またカウンセリングを受けるタイミングは、その人の心が決まった時だと思っています。
これは馬に水を飲ませようと、川に連れていっても、肝心の馬が水を飲むかどうかは、その時馬が水を飲みたいかどうかにかかっている、という風にたとえると分かりやすいと思っています。
「カウンセリングというものがありますよ」とご紹介することは出来ても、肝心のクライエントさんが「行ってみよう」と思わない限り、それはちょうどよい時期ではないのです。

そして私最後にのスーパーヴァイザーの言葉を皆様にご紹介したいと思います。
「必要なことを、必要な時に、必要なぶんだけ」というものです。
これを守ることが出来れば、クライエントさんはぐんぐんカウンセリングの栄養分を吸収していってくれるのではないか、と思っています。

これが今の私が心理療法(カウンセリング/プレイセラピー)で大切にしていることです。

このコロナウィルスの影響が少なくなり、皆様の心が平穏になることをお祈りしております。

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なおこ心理相談室
公認心理師/臨床心理士 足立直子

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