23Jan
皆様、こんばんは。
札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です。
今日の恵庭は重たい曇り空でした。
1日も終わろうとしている夜には、急にあられが降ってきて、びっくりしました。
雷が鳴り、あわててパソコンのコンセントを抜きました。
帰宅途中の方々、ご無事だったでしょうか。
今日は待つことと育むこととして、子育てについて考えてみたいと思います。
私は日々の臨床の中で、お子様の成長について考えることがよくあります。
世の中には様々な育児書が多く出回っていますね。
ある育児書では、子どもの能力を伸ばすことに注目し、ある育児書では、身体づくりの勧めが書かれている…
様々な面から子育てについて考えた本が溢れています。
この様に様々な可能性について情報を得られることは、ある面ではとても良いことですが、
今まさに子育てに悩む親御さんには、どれを信じて良いのか、より迷いを深めることにもなりかねません。
では、様々な育児書の中で、共通点のようなものを考えたら、何が残るでしょうか。
それは‘時機を待つ’ということではないかと思います。
能力を伸ばすことにしても、子どもの成長とかけ離れたことをしても、それは空振りに終わるでしょう。
身体づくりにしても、その年齢の、その子の能力に見合ったものでなければ、成長は期待できないでしょう。
待つこと、それは育むことかもしれません。
そしてその時期にその子どもに最適なものを示すことができれば…
そしてそれは親が指し示すものだけではなく、子どもがその環境の中から自分で見つけ出すものなのかもしれません。
子どもに最適なものを示すには、その子どもをじっくりみて、子どものペースで示す必要があるでしょう。
親はこうしてよくよく待って、子どもを育てるのではないか、と思うのです。
子どものペースで待つことは、親の成長にもなることでしょう。
かけがえのないものに、自分の間でなくかかわることは、親の修行になるのかもしれません。
こうして親子は成長していくのではないか、と思っています。
私には子どもはいませんが、子どもの代わりに持病との付き合いが、私に待つことを教えてくれます。
自分の思い通りにならないものとの二人三脚は、人を成長させるのではないか、と思います。
皆様にとっての修行の場、成長の場はどんな場でしょうか。
インフルエンザ警報が出ていますね。
皆様、お身体お大事に、暖かくしてお過ごしください。
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