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なおこ心理相談室BLOG 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜

あけましておめでとうございます

皆様、こんばんは。

 

札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です。

 

大晦日とお正月は、こちら恵庭は暖かく晴れ渡っていました。
こんなお天気だと散歩に出たくなりますね。
私は「寝正月」でした(笑)
ゆっくり過ごせて幸せなお正月でした。

 

2017年は大変お世話になりました。
2018年はプレイルームを増設しました!1月4日から始動します。
今年も皆様の身近な相談室として頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、皆さまは上の画像をご存知でしょうか。
「ヘルプマーク」といいます。
2017年から北海道でも導入されました。

 

北海道のホームページでは「ヘルプマーク」について以下のように説明があります。

 

「ヘルプマーク」

 

義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。

 

そして以下が私の知らなかった部分です。

 

<対象者>

義足や人工関節を使用している方、身体障がい、精神障がい、知的障がい、発達障がい、内部障がいの方、難病の方、妊娠初期の方など、外見からは援助や配慮を必要としていることがわかりづらい方

 

ヘルプマークが作られた時には、私は持病の難病の関係で知りました。
そのこともあり、ヘルプマークは内部疾患をお持ちの方々を対象にしていると思い込んでいました。
そして「精神障がい、知的障がい、発達障がいの方々も利用できるものがあればいいのにな」と思っていました。
今回改めてホームページをみることで、「行政もきちんと考えていらしたんだ」と再確認できました。

さて、精神障がいがある場合には、平均寿命が低く示される、という結果をご存知でしょうか。
この結果には、様々な要因が考えられています。

・ストレス
・喫煙や飲酒
※喫煙は、ご本人の意思の問題ではなく、お薬の代謝の問題と言われています
・お薬の影響
(直接の副作用だけでなく、お薬によって肥満や高脂血症が引き起こされやすいという影響も考えられています)
※この様に書くと、お薬を飲むことが不安になるかもしれませんが、自己判断での休薬は、症状の再発を誘発しやすく、
そうすると、更にお薬が増える可能性も高くあります。
また最も避けたい自死に繋がることもありますので、お薬はしっかり服用してください。

このほかに私が危惧していることがあります。
これは私の体験から推測したものです。
私は身体疾患があります。
長い闘病の中では、自分でも不思議な症状がありました。
診察で伝えても、「気持ちの部分もありますよ」との助言で、あまり取り扱ってもらえなかったことも…。
でも経過をみていると、実は持病の影響からの症状だった、ということがありました。
精神疾患をお持ちだと、このようなことで見過ごされる危険性が高まるのでは…と思いました。
自分の身体症状に目を向けすぎるのも、精神的には不健康に繋がりますが、
精神疾患をもつ患者さんたちへも適切な医療が届くよう祈っています。

 

 

また「ストレス」について考えてみます。
これは、もともとの考え方に起因しているものもあるでしょう。
一方で精神疾患をもつことで新たにストレスを抱えることもあると思います。
それは社会からの偏見です。
少しずつ偏見がなくなってきているとはいえ、まだ精神疾患への偏見は強いように思います。
この偏見が少しでもやわらいで、新たなストレスを抱えなくても済むように、
多様性を許す社会になるよう心から祈っています。

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

幸せいっぱいの1年になりますように。

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