25Jan
皆様、こんにちは。
なおこ心理相談室(苫小牧、恵庭、恵み野、北広島、新札幌、札幌)の公認心理師/臨床心理士の足立直子です。
こちら恵庭は今年は雪が多く、雪かきが大変です。
今日は割合暖かく、過ごしやすかったかな、と思いました。
皆様の地域でも雪が多い!という方も多いでしょう。
雪かき、お疲れ様です。
さて、最近HSPという言葉をよく聞くようになりました。
これは正確な診断名ではなく、ACと同じように‘自分を語るための下地’のような言葉です。
HSPはHighly Sensitive Personの略語です。
‘とても敏感な人たち’と訳することが出来ますね。
「感受性が強く、敏感な気質をもった人」という意味です。
内容的には、HSPの人は以下のような特徴があります。
・刺激を過剰に受けやすい
外部からの刺激に敏感で、物音・光・味やにおい、身につけるもの、気候の変化、人が発するエネルギーなど五感で受ける刺激に対して過剰に反応する傾向がみられます。
・共感力が高い
親や自分の周りの人の感情を読み取り、自分を合わせることが多いです。
また小説やドラマなどで、作品に強く感情移入することもあります。
感情を読み取る力が強く、自分を合わせてしまいがちなので、
いつも自分を抑え込んでしまい、対人関係において辛さを感じている人が多い印象です。
自分を抑え込むことが続くと、自分が本当は何を感じているのかが分からなくなる人もいます。
このような症状はカウンセリングで改善しやすいものと思われます。
カウンセリングの中で、自分が主人公になり、自分の本当に感じていることを体験することが重要になってくると思います。
・疲れやすい
上記のような症状があるので、HSPの人たちは疲れやすいという特徴があります。
ちょっと外出しただけでも、たくさんの刺激を受けて、家に帰るとどっと疲れる…ということもあるかもしれません。
ですので、自分の時間をもつことは非常に重要になってきます。
一人で好きな事をする時間を大切にしてみてくださいね。
正確な診断名ではないので、医療機関ではHSPという言葉にアレルギーのある機関もあるものと思われます。
私は自分を語れる言葉は、それ自体で意味がありますので、語ってよいと思っています。
HSPで悩む全ての人に、心穏やかな日が訪れますように。
自分の特性とうまく折り合っていけたらいいですね。
なおこ心理相談室
公認心理師/臨床心理士
足立直子
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