9Aug
皆さま、こんにちは。
札幌市近郊恵庭市の臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。
今回は、当相談室の心理検査について、皆様にお知らせしたいと思います。
当相談室には以下のような心理検査があります。
<知能検査>
○WISC-Ⅳ…5歳0か月~16歳11か月のお子様向け知能検査です
○WAIS-Ⅲ…16歳~89歳の大人の方向け知能検査です
○田中ビネー知能検査Ⅴ…2歳~成人向けの知能検査です。
この検査では能力の得意不得意がわかります。
その結果として、不得意分野を得意分野でどうカバーできるかを考えるきっかけにすることができます。
発達障がいの診断はできませんが、診断の補助に使うことができます。
新しく田中ビネー知能検査Vを入れたことで、より低年齢のお子様の検査もできるようになりました。
<質問紙検査>
この検査は質問紙にはい・いいえ・どちらでもないで答えていただく検査です。
○YG性格検査…性格特性をとらえることができます。A型、B型、C型、D型、E型と類型に分けることができます
○新版TEG-Ⅱ…交流分析理論に基づき、人が持っている‘5つの心’の強弱から自己理解を深めることができます。<描画法>
この検査では絵を描いていただきます。
○バウムテスト…人の中にある比較的変わりにくいパーソナリティの情報が得られます。
現在の感情の状態、現実状況への対応の仕方、対人関係のあり方などがわかります。
○HTP法…上のバウムテストに加え、家族への思い、対人関係についてより深くわかります<投影法>
○ロールシャッハ・テスト…左右対称のインクのシミが描かれた図版を見て、それが「何に見えるか」を答えていただくテストです。
パーソナリティについての詳細な情報を得ることができます。
当相談室開室から丸3年が経ちました。
当相室では、必要と思われたり、または希望された方に心理検査をさせていただいております。
3年間を振り返ると、質問紙の心理検査+ロールシャッハ・テストの組み合わせが多く使われてきました。
というのも、質問紙の心理検査では、心の表面のことについてわかりますが、ロールシャッハ・テストではより深層がわかりますので、
組み合わせて使うことで、幅広く自分のことを知ることができるからです。
この検査に知能検査を加えると、より立体的に自分のことを振り返ることができるでしょう。
そこまで詳細に知りたくはないけれど…という場合には、描画法がおすすめです。
ざっくりでも自分の気持ちをつかみ、振り返ることは有益であると思います。
また知能検査も皆様に多数ご利用いただいております。
最近、発達障がいについて広く知られたことで、ご自分が発達障がいではないか、ご家族が発達障がいではないか、と
ご心配になられるケースが多くみられます。
このような時に知能検査は示唆を与えてくれるでしょう。
当相談室は女性と子どもを対象とさせていただいております。
しかし「検査だけでも」という男性の皆様からのご希望が多数ありましたので、
心理検査のみ(フィードバック面接あり)の場合は、男性の方も承ることにしました。
心理検査が皆様に有益なものになりますよう、日々研鑽させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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