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なおこ心理相談室BLOG 〜札幌近郊カウンセリングルーム〜

やりたいことを見つけるプロセス

札幌市近郊恵庭市の臨床心理士公認心理師によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。

皆様はやりたいこと、目指すものをもっておられるでしょうか。
学生時代は「将来の目標は?」とよく問われましたね。
はっきりと「これ!」と答えられる人と、悩み込む人と分かれたことでしょう。
私は中学生時代から臨床心理士になりたい、と思っていました。
臨床心理学者の河合隼雄先生の本が家にあって、偶然読んだのがきっかけです。
学校の先生とはまた違う視点をもっておられる河合先生に衝撃を受け、臨床心理士になりたい、と思ったのです。

そのため私は進路希望調査などは割合簡単に書けました。
しかし自分の希望する大学が決まっているからこそ、そこに到達するための努力は大変なものでした。
苦手科目を得意科目でカバーして…、などとよく考えたものです。
周りの友達をみると、「この資格を取れば食いっぱぐれがない」という理由で進路を決めたり、
やりたいことが見つからないので「つぶしがきくように…」と進路を決めたりする人も多くいました。
私は、早くに進路が決まることが良いことで、あいまいなのが悪いこととは思いません。
いずれ皆、本当にやりたいことを考える時がくるものと思います。
大学生時代はアイデンティティ模索の時期ともいいます。
大いに悩むことが大切なことだと思います。

当相談室に来談されている方の中にも、今まさに進路のテーマに取り組んでいる方も大勢います。
自分の希望、親の期待、周囲の目、将来の見通し…一言で進路の悩みといっても、悩みは多種多様です。

当相談室に来談されている方の例をみてみましょう。
(個人が特定されないように、加工しております。事例掲載はご本人の了承を得ております。)
その方は摂食障害をもっておられました。
一時期は痩せの症状が強く、入院一歩手前まできていたこともありました。
その方は努力家で、そのような状態でも必死に大学に通いました。
しかし授業についていけない、という日々が続きました。
心身共に疲弊し、悩みに悩んだ末に大学を辞めました。
そして彼女は進路の悩みにぶつかったのです。
自分は何をしたいのか…、何が出来るのか…、将来の見通しは…、カウンセリングの中で毎回自分自身に問いかけているようでした。
その結果、彼女は一つの道を見つけました。
そしてその資格をとるために専門学校に行くことに決めたのです。
彼女は自信を失っていたので、「また学校を辞めてしまうのではないか…」「また調子が悪くなってしまうのではないか…」と悩みました。
カウンセラーである私も、正直なところ、少し心配していました。
しかし、彼女は学校が始まると、笑顔でカウンセリングに訪れ、うつ状態も改善したように見えました。
摂食障害の方も深刻な痩せの症状はみられなくなりました。
心配だった友達関係もよく、実習も、もともとやりたいことだったため、楽しめているようでした。
摂食障害が完全によくなった訳ではありませんが、彼女は大きな山を一つ乗り越えた感じがしました。
これから先もまた悩むことは出てくるでしょうが、このプロセスは彼女に自信をつけてくれたのではないかと思います。

このようにやりたいことを見つけるプロセスは、アイデンティティの確立に関わる大問題です。
カウンセリングというものは、この大問題を一緒に乗り越えるお手伝いが出来るものだ、と思います。
悩み多き青年期の歩みに同行できるように、日々技術を高めていきたいと思います。

→ご予約

なおこ心理相談室
臨床心理士/公認心理師 足立直子

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