11Sep
札幌市・恵庭市・千歳市・苫小牧市・北広島市・江別市の公認心理師/臨床心理士によるカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の足立直子です。
今日はすっかり気温も下がり、秋の気配が感じられます。
それにしても急激に冷えたので、皆様、お身体大丈夫でしょうか。
風邪を引かないようにご自愛くださいね。
先日、クライエント様から嬉しいお言葉をもらいました。
そのクライエント様は過酷な状況に健気に立ち向かっておられる方です。
その方は、当相談室からご紹介したメンタルクリニックにも受診されておられます。
そしてクリニックと相談室の違いについて述べられました。
「クリニックでは話を聞いてもらって、お薬を出してもらうけれど、相談室では話を聞いてもらって、心を整理して、気持ちを楽にしてもらえるんですね」
このクライエント様はとても鋭い洞察力をお持ちだと思われます。
言われたことはその通りで、クリニックでも話は聞いてもらえますが、クリニックの主な役割は薬物療法です。
それに対して相談室では話を聞いて、気持ちを整理して、心を楽にする、という目的があります。
話を聞く、それ自体に治療効果があるのです。
カタルシス効果もありますが、それだけではありません。
こんがらがった気持ちをほぐし、自分の気持ちを見つめることで、気持ちを整理して、その結果として心が楽になります。
心が辛くなった時に、その症状に対して薬物療法を行いながら、心理療法で自分の気持ちを見つめることが出来ると、気持ちの回復力が増し、再発予防にも効果を発します。
ですので、出来ればクリニックと相談室と療法に通うことが勧められるのです。
しかしこれは強制ではありません。
自分の心が向く時期でないと、心と向き合う作業は先に進みません。
機が熟す必要があるのです。
ですので、時に薬物療法だけ、心理療法だけという方法をとることもあります。
そんな時でも心のどこかで、薬物療法、心理療法、両方の可能性を置いておいてもらうと、機が熟した時に確かな方法を見つけ出すことができるものと思われます。
より確かな方法をクライエント様にご提示できるよう、そしてその成果を実感してもらうことができるよう、私も日々研究を重ねていきたいと思います。
→ご予約
なおこ心理相談室
公認心理師/臨床心理士 足立直子
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。