15Apr
皆様、こんばんは。
札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です。
春といえど、北海道はまだまだ寒く、冬のコートが手放せません。
でも若い人たちは薄着で歩いています!
若さだなぁ、とそのフレッシュさに感心しています。
私が大学院生の頃にバウムテストの講義がありました。
バウムテストとは、「(実のなる)樹を一本描いてください」という教示で絵を描いていただく心理検査の1つです。
その樹はその人となりを現し、非常に示唆に富む結果が得られます。
そんな心理検査で先生がおっしゃったことは、
「樹木を見ていると、その人を表すと思うことが多々あります。
色んな樹を見て、その人となりを想像するのも、トレーニングの一つです」
先生は色んな樹を想定して、色んな人生について説いてくださいました。
2本の樹が寄りかかるようにして立っている樹。
2人の人が寄り添っているようで、夫婦のようで、親子のようで、温かい気持ちになりました。
そしてその縁を深く感じました。
すっくと立った樹木が一本、どんな時でもまっすぐに自分を確立した大人を想像します。
そして、たくさんの樹が森や林のように立っている樹。
まだ自分を確立する前の可能性にあふれた若い樹たち。
群れて遊んでいる思春期の子たちを想像します。
こんな風に色んな樹に色んな人生を重ねてみることも、
人間理解の一つのトレーニングになるかもしれません。
あなたは樹で例えると、どんな樹でしょうか。
すくすくとあなたらしい樹が育ちますように。
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